“本当の望み”がわからなくなってしまう理由

「嫌われたくない」


人間は、集団で生活をする生き物です。

昔から、集落を形成して生活を営んできたので、

人に好かれると嬉しい、嫌われると悲しい、というのは、生まれ持った本能で、

「他者から好かれたい」とは、誰もが感じる欲求です。


周囲に良い印象を与えるために、誰かの期待に応えようとしたり、

親や友人、近しい人であればあるほどその人との関係を良好に保とうとします。


例えば、依頼ごとを断れなかったり、

本当は「良い!」と思っていなくとも良いと思っているふりをする。


それは、人間は知的で理性的な生き物なのでできることで、

処世術としてはとても有効な手段だったかもしれませんが、

「大きな嘘」ではなくても、その瞬間、その瞬間、で誤魔化し続けてきたあなたの本音は、

誤魔化されることに慣れてしまって、

誤魔化されても違和感も感じないように、慣れようとしてきました。

本当は嫌だけど、それを他者に伝えてはならない。

人を傷つけてはならないけど、自分の本心は誤魔化してもいい。


そして、それを”強さ”として評価する。



例えば大好きな彼、彼女がいて、相手が焼肉を食べたがっている。

昨日飲み会があったから今日はあっさりしたものが食べたいんだけど、

特にこれといった希望もないので

違和感なんて見せずに喜んだふりで相手に合わせて焼肉を食べる。

相手は喜んでいるけど、自分はきっと明日胸焼けがするはず。

満足ではないけど、悪くないから良しとする。


こういった経験って、誰もがあるはずなんです。


人を気遣うのはとても素晴らしいことです。

誰かを思いやれば、自分も満たされる。

とても愛のある行為だと思います。


しかしこのケースで問題なのは、次の3点です。


1、特にこれといった希望がない

2、明日胸焼けがするはずなのに我慢している

3、悪くないことを良しとする


一つ一つ解説します。




1、特にこれといった希望がない

実際に起こっていることは…考えることを放棄している


本当にお腹が空いていて、何日もろくな食事を取っていない、などということがなければ。

「なんでもいいから口にしたい」という欲求は湧いてこないのではないでしょうか。

逆に、本当にお腹が空いていなくて、相手と時間を共にしたいだけならば、

尚更自分自身が口にする食べ物には嗜好性を求めるのではないでしょうか。

特に、選択の自由が与えられてしまうとわからなくなってしまう、

という人にありがちな事象ですが、

自分の本当の「想い」に蓋を締める癖がついてしまっています。


「本当は寿司の気分だけど、君の喜ぶ顔を見る方が大切だから焼肉にしよう!」

なら、気遣われた方も喜ばしいと思いますが、

(きちんと信頼関係が築いているという前提)

「考えるの面倒だし、あなたがそれでいいなら私もそれに従うよ」

というのは、あなたを信頼してあなたに幸せになってもらいたいと考えている相手にも失礼ですし、

何より、「あなたの本心ちゃん」に対しても、不誠実な態度だと解釈することができます。

「そんなことないけど…本当に食べたいものがないだけなんだけど…」

と思ったあなた。

選択の自由が与えられたバイキングのような場所であっても、同じように

「なんでもいいから右端から取っていって、腹を満たせればいいや」

と思いますか?

「とにかくこれがどうしても食べたい!!!」

を常に見つけ続けてほしいと言うことが言いたい訳ではなくで、

「そもそも”今”食べたいの?」食べたかったら

「どんなもの食べたいの?」ざっくりしか見つからなかったら

「じゃあどんな場所に誰と行きたいの?料理のジャンルは?」

と、この程度のことは自分自身に問いかけてあげてほしいのです。


優しさを履き違えないでください。

自分を愛せない人は、本当の愛を人に与えることもできませんし、

本当の感謝を感じて、胸を震わせることもできませんよ。

そして本当の愛を人に与えることもできませんし、

本当の愛を受け取ることもできません。


信じられないほどの「愛」の経験は、

心の底の方で、あなたが見つけてくれるのを待っています。

あなたが心の扉をフルオープンにした時に、出会えるはずです。



2、明日胸焼けがするはずなのに我慢している

→自分よりも誰かを優先することで不利益を被っている

相手を気遣うふりをして、自分の保身には知っていませんか?

あなたは、本当に「相手の喜ぶことをしたい」のでしょうか。

「嫌われたくない」「煩わしいと思われたくない」から、

”我慢” または “見て見ぬふり”をしているのではないでしょうか。

あなたが思うほど、人間は鈍感ではありません。

3次元を超えた世界はこの世の中に存在しています。

そして生物は、誰でも多かれ少なかれ、対象物が放つ”波動”を読み解く力を持っています。

それは一般的に、「雰囲気」と呼ばれます。

心から喜んでいるのか、

それとも本心を隠しているのか。

それは、誰もがなんとなく感じ取っています。

健在意識で言葉として意識するまで強い確信に変わらなくとも、

「あ、本気で喜んでる」

とか、

「あれ、そうでもないのかな」

とか、

その程度は誰もが感じ取っています。

それが積もり積もると、自分の心だけではなく、相手の心も傷つけます。

細かな傷は、いつか違和感となって顕在化します。

そして、傷ついた相手はあなたと時間を共にすることに辟易して、

「愛情を向ける相手=相互理解の上で成り立つ愛情の交換先」を

他に求めようとするのです。

人は愛情を感じるのが大好きですから。



3、悪くないことを良しとする

→目指すべきは「悪くない」ではなく、「良かった!」のはず


「相手が喜んでくれたからよかった!」

それは嘘ではないですよね。

私も、自分の好きな相手が喜んでいる姿を見たら、とっても嬉しくなります。

でも、その時のあなたは、本当に、本当に満足しているのでしょうか?

・・本当に?なんの違和感もない?


本当は相手にも、あなたが相手へ向けた心遣いと同じ程度には

相手にも心を向けてほしいのではないでしょうか?

「心から嬉しい!」を見せてくれる相手と、

「あなたが我慢して私を優先してくれたから嬉しい!」と言う相手。

あなたならどちらの相手と一緒にいたいですか?

「あなたが我慢して私を優先してくれたから嬉しい!」

は、一見あなたの能力や愛情を評価しているようにも見えるので注意が必要ですが、

「好きな相手に好かれるから嬉しい=愛情の等価交換」が理想だとすれば、

まずはあなたが相手に本心を明かさないと、

相手もあなたを本当の意味で気遣うことができないのですよ。

親子の関係ではよくこのパターンが発動しますが、

ワガママな子供だって親が好きなんです。愛しています。

横暴な親だって、子供のためを思えばこそ、自己犠牲に走るケースは珍しくないです。


「嫌われたくない」ではなく、

「心底喜んでいる私を見ることに喜びを感じてくれる」人と、一緒にいられるのが最上の喜びですよね。


そのためにはまず、あなたにとって何が「良い」なのか。

あなた自身が把握しなければなりません。


大切なあなたの周りに置く人間を、あなた自身でふるいにかけてください。

あなたの「本心」が、その指針になります。



いかがでしょうか。

「自分の心」「自分の本心」と向き合えば向き合うほど、

周囲にはあなたの本音に興味のある人が集まってきます。

それが「宇宙の法則」「この世の摂理」です。


人間関係をステップアップさせて、に愛おしい人たちだけが側にいる最高の環境を作るには、

絶対に、まずはあなたの「本音」をあなた自身が把握している必要があります。


面倒でも、時間がなくても、

「そもそもなんのために生きてるのか?」

を常に念頭におけば、

「幸せになりたい!」

を常に念頭におけば、難しいことは一つもありません。

優先すべきはあなたの本音です。



見つけるのが面倒ならば、「本音」が見つけられないのであれば、

私がお手伝いします。


どうぞお気軽に、ご相談ください。


あなたの話を聞かせてください。

あなたと私の成長のために。

SPICON

What's "SPICON" ? “スピコン”は、知識の獲得を目的とするものではなく、 宇宙由来の行動指針の創出に向けた、 アイデンティティの確立のためのスピリチュアル コンサルティングサービスです。 「どうにかしてあげる」じゃなくて、 「どうにかするために、何をする?」を 現実的に導いてまいります。 あなたの魂の話を聴かせてください。 あなたとわたしの成長のために。

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